#1 最初にイメージされたのは 「旅館のサンルーム」でした
雑誌の切り抜きを持参されて打ち合わせがスタートしました。 「コアンを一目見て気に入ったのですが、それに元々好きだった 旅館のサンルームのような雰囲気をプラスしていくことができないかご相談したんです」とY様。
このご要望を元に建築家の高岸博之さんを中心に コアンの家づくりを進める仲間たちが集まって知恵を出し合った結果、 少し洋風の雰囲気のあるY様邸が完成したのです
「旅館のサンルーム」という重要キーワードをいただいたものの、 打ち合わせを進めるうちにY様ご家族のライフスタイルやご夫婦の価値観が次第に明確になってきたのですが、 それを象徴するような場面がありました。
それは、Y様の奥様が打ち合わせの席からお子様の世話のために退座されたほんの一瞬の間のこと。 ご主人が「本当は家内が台所に立って料理をしている姿を見ているのが一番好きなんです。 僕の希望はそれだけでいい」と本音を呟かれたのでした。