インテリアの雰囲気を決定づける床材について_02

こんにちは。コーディネーターの伊藤です。

先日はオーク、杉、ブラックウォールナットについてお話ししました。
現在打合せルームとして使用しております、旧モデルハウス太宰府五条のCOANでは、
ラオス松 という床材を使用しております。

一般に(杉などの)針葉樹は樹木表面の空洞が多く、
その中には空気が入っているため断熱性が高くなり、冬でもなんとなく暖かみを感じます。

松(パイン材)はそのようなメリットも持ちつつ、針葉樹の中では硬めなので、
程よい柔らかさと強度を兼ね備えた素材と言えます。

狂いも少ないため、古くから日本建築で良く使用されていました。
近年、現地での伐採制限などが原因で、市場での流通量が極端に減り、かなり希少価値のある高価な樹種として扱われています。
経年変化できれいな飴色に変わるのも魅力のひとつです。

パイン材といえば斉藤工務店ではよくロッジポールパインを使用します。

ロッジポールパインという名前は、インディアンの人々が円錐形の小屋を建てるとき、
この木の丸太を何本か立て、その上を皮や布で覆ってつくったことに由来するそうです。

こちらは比較的安価で、松特有の柔らかさをもちます。
節もありますが、床材自体トーンが明るい為、和風というよりやはり洋風なイメージに仕上がりますね。

最後は個人的に大好きなメープル!

硬木で耐久性に強いため、ボーリングのレーンやダンスフロアの床材として使用されてきました。
密度も高く重たいので、独特の重厚感がありますが、見た目は明るく軽やかでシンプル!
インテリアを邪魔しません。

また、光沢があるのも特徴で高級感もあります。

家を建てる時にインテリアでまず迷うであろう床材。
少し参考にされてみてくださいね。

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