代表のインタビュー

私たちの仕事は、誰かの幸せにつながっている


斉藤工務店が掲げる言葉に「寄り添う家づくり」というものがあります。
漠然とした言葉で、その様に言われてもなかなか理解ができないと思います。
具体的に寄り添うとは何なのか?それを説明すると少し長くなりますが、少々お付き合いください。

私は学生の頃、よく見るテレビの世界に憧れて、潜水艦の船員になろうと真剣に思っていました。
それを両親に話すと、これまでなかったほど怒られた記憶が今も忘れられません。

今考えると子供の頃に憧れていた潜水艦も、今つくっている住宅も同じで、物が持つ特有のフォルムとか機能美みたいなものに私は昔から興味があったのだろうと思います。

その後、言われるがまま父親が代表を務める工務店で働いていましたが、
「この業界で生きていこう!」と決心させてくれたエピソードがあります。

その当時の工務店は地域の家を建てることはもちろん、生活回りの細々としたものをつくったり、
修繕をするという仕事も結構ありました。
ある日、タクシーの運転手さんの注文で、家のお風呂をガス釜に替える半日程の作業の仕事が入ってきました。

その当時はまだ薪で風呂を焚く家も多かった時代。お風呂に入る人の外では薪を焚く人がいて、お風呂は重労働の1つでした。

その人はタクシーの運転手さんなので、勤務を終えて朝方に家へ帰ってきます。疲れた体には熱い風呂が1番。しかし、重労働な上に冬場になると凍えながら奥さんはご主人のために外でお風呂を沸かさないといけません。

それが原因でいつも夫婦喧嘩になってたらしいんです。
そんな家にガス風呂が設置されたのです。

その時の御夫婦の喜びようがとにかく凄くて今でも忘れられません。

ご主人は気兼ねなく毎日風呂に入れる、奥さんも重労働から解放される、当然夫婦喧嘩もなくなる、そんな喜びだったと思います。僕の手を握って本当にうれしそうな顔をして、何度も何度も「ありがとう」と御礼を言ってくれました。

その時に、自分の仕事は物をつくるだけの仕事ではなく、誰かを幸せにできる仕事なのだと気付かされました。

もっと多くの人たちに理想の家や暮らしを提供できる

そんな若い時代を経て、お客様を幸せにできる事を想い続けながら現場監督として仕事に没頭している中、工務店とは違う「家づくりに対する発想力」をもった設計事務所との仕事も増えていきました。

工務店は昔ながらの考え方で家を建てていきます。
けれど設計事務所はお客様のオーダーに対して、常識を越えたデザイン力やアイディアで提案をしてくる。

しかも、その1つ1つに理想を叶えるための意味が存在しているのだから、衝撃的な驚きでしたね。
工務店は長年変わらない発想と施工で家を建てていた時代でしたから、それは目からうろこでした。

その経験の中で、私は町や人のことを知っている施工力のある工務店が、設計事務所と同じデザイン力や発想力を持てば、もっと多くの人たちに理想の家や暮らしを提供でき、お客さまを幸せにできるのではないかと考え始めました。

そのビジョンこそが斉藤工務店の原点になったのです。

徹底的に希望の暮らしを語り合うことが本当の自由設計


巷には自由設計という言葉があふれていますが、本当の意味での自由設計の家は少ないのが実情です。
自由設計と謳っている企業は、自社の基本プランにお客様の理想を当てはめていく事を自由設計と呼んでいるのが大半ではないでしょうか。

本当の自由設計になると予算もかなりかかるため、結局、理想を1つ1つ諦めていく「引き算の家づくり」を選択するするしか方法がない、という話もよく聞きます。斉藤工務店はそんな市場の当然を変えていきたいと考えたんです。

一生に一度の大きな買い物、誰だって妥協も諦めもしたくない。
だから私たちは徹底的にお客様に寄り添った家づくりをモットーとしています。

どんな家を求めているか?そこでどんな暮らしをしたいのか?
未来の家族の話に至るまで希望の暮らしをとことん語り合う。
その中で現実の予算と照らし合わせながら、それを叶えるための優先順位や代替案を考える。

あるときはプロとして必要ないと思うものは必要ないとはっきり伝える、そういったプロセスを踏みながら家づくりを進行させていきます。

お客様との二人三脚の「挑戦」が斉藤工務店のポリシー

でも、ここで勘違いしてもらいたくないのは、このプロセスが予算に対する妥協点を探すためのものではないということ。私たちがお客様に発言する全ての事にはプロとしての意味を持っています。

その意味をお客様に理解してもらい、徹底的に話し込んでいくと、お客様にも私たちにも見えなかった本当に欲しかった家のカタチが見えてくるのです。
言い換えれば、予算面、デザイン面、機能面、全てにおいて本当に建てたいわが家の設計図が目の前に見えてくるのです。

しかしそんな図面であってもそれは現実の1/100サイズ、だから棟上げギリギリまでお客様の希望を聞きながら変更に変更を重ね、理想へ近づけていくのです。価格を超える価値をどんな発想でつくりあげていくか。斉藤工務店が掲げる「寄り添う家づくり」にはこのポリシー、お客様との二人三脚の挑戦が存在しているのです。

私達の想いへ共感して頂ける、そんな人材と出会いたい

多くの消費者がネットで様々な情報を得て、今後はこだわりの強いお客様がますます多くなっていくと思います。
そんな時代の理想の家は、まさに斉藤工務店の寄り添う先に見える家にしか存在しないと感じています。

我が社のモデルハウスCOAN(コアン)は、これから先の注文住宅の在り方の成功事例だと思っています。

多くのお客さまがCOANのデザイン性を高く評価していただくのはありがたいことです。
しかし、私たちが誇るべきものは、その住宅が完成するまでのプロセスと、1つ1つに意味を持った機能美、そこに注ぎ込まれた理想を実現する品質の高い技術なのです。それが、10年経っても尚、多くのお客様に支持され続けている理由だと思います。

今回の募集により、私達の家づくりへの想いへ共感して頂ける、そんな多くの方と出会えたらと思っています。

株式会社斉藤工務店 代表取締役社長
齋藤朋晃

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